五十嵐貴久著 2018年光文社刊行 初出「小説宝石」(2017年) プロローグ 一九九八年、八月二十二日 Chapter 1 New duties Chapter 2 Criminal Chapter 3 Another incident Chapter 4 Re-examination Chapter 5 Things left behind Chapter 6 String operation …

志駕晃著 2017年宝島社刊行 第十五回『このミステリーがすごい！』大賞最終候補作品 映画を観たので読んでみた。 現代のテクノロジー特有の事件、テクノロジーを駆使した解決方法など今が旬な物語。 きっと数年後には「こんなことあった！あった！」とか言わ…

中山七里著 2018年集英社刊行 初出「小説すばる」(2016年) 一 警察故事 二 師弟出馬 三 龍兄虎弟 四 ダブルミッション 五 奇蹟 学園青春ミステリーなのだが、親友、憧れ、幼馴染すべて失うというダークな展開。 中山七里らしいと言えばらしい。 演劇部の先輩…

秋吉理香子著 2018年双葉社刊行 初出「小説推理」2016年〜2017年 覚えられないというぼはとてもツラいことなんだろうなと思う。 ただ覚えられなくても温かくなったとか優しくなったということはいつまでも残るのかもしれない。 見えないからといって、存在し…

誉田哲也著 2018年光文社刊行 書き下ろし 複数のバラバラな話が最後に一つに収束していく。 最初の方に思わせぶりに入っていた劇中物語もどこかで交わってくるのかなと思ったけどこの話はあまり関係なかったようだ。 この劇中物語が交わってくると「ボーダレ…

今野敏著 2018年中央公論新社刊行 初出『小説BOC』(2017年〜2018年) 任侠シリーズ第４弾。(『任侠書房』など) 安定の面白さ、安定の痛快さ。日村の心配性もいつもどおり。 原理原則に基づき廃れてきている浴場を再度お客さんが来るように変えていく。 原理原…

是枝裕和著 2018年宝島社刊行 第1章 コロッケ 第2章 おふ 第3章 水着 第4章 手品 第5章 ビー玉 第6章 雪だるま 映画の原作本。映画は観ているので内容は分かっている。 最も側にいて欲しいのが家族ではあるが、 何かすれ違いがあったときに最も側にいてほし…

道尾秀介著 2018年角川書店刊行 初出「小説 野生時代」(2018年) 一章 二章 三章 終章 最後の意味が取れなかった。 何が起きても、何が出てきても、“きっと大丈夫”と祈り、信じることでこれからを乗り越えることが出来るのかなと思ったけど...“何が出てきても…

読んだ本の数：6冊読んだページ数：2077ページむかしむかしあるところに、死体がありました。読了日：09月30日 著者：青柳 碧人愛なき世界 (単行本)読了日：09月27日 著者：三浦 しをんサブマリン (講談社文庫)読了日：09月25日 著者：伊坂 幸太郎緋の河読了…

黒川博行著 2018年文藝春秋刊行 初出「週刊文春」(2017年〜2018年) 疫病神シリーズ第○弾。 相変わらず桑原の傍若無人ぶりや二宮に対する仕打ちが楽しいし、 二人の会話にも磨きがかかっている。 こうやって会話できると楽しいだろうなと思う。 最初に二宮が…

桜木紫乃著 2018年新潮社刊行 初出「小説新潮」(2015年〜2017年) こおろぎ 家族旅行 映画のひと ごめん、好き つくろい 男と女 ひみつ 休日前夜 理想のひと 幸福論 これはとても幸せな気持ちになれる物語。 いつもの桜木ワールドっぽく閉塞感ある雰囲気では…

中山七里著 2018年講談社刊行 初出「メフィスト」(2016年〜2017年) 一 弁護人の悪徳 二 傍聴人の悪徳 三 被告人の悪徳 四 死者の悪徳 御子柴シリーズ第○弾。 少しずつ御子柴が人間っぽくなっていっているように思う。 教官の弁護、母親の弁護を通じて生まれ…

朱野帰子著 2018年新潮社刊行 初出「yomyom」(vol.41〜45) 第一章 皆勤賞の女 第二章 スーパーワーキングマザー 第三章 会社に住む男 第四章 期待の新人 第五章 仕事が大好きな人 初めて読む作家。 会話中心なので状況理解は早いけど、 こんなことまでしゃべ…

中山七里著 2018年宝島社刊行 初出『このミステリーがすごい！』大賞作家書き下ろしBOOK vol.13.vol.15〜18（2016年〜2017年） 一 爆ぜる 二 溶かす 三 轢く 四 破砕する 五 裁く 『連続殺人鬼カエル男』の続編。 前作の詳細は覚えてないけど残酷描写が過激…

読んだ本の数：5冊読んだページ数：1627ページ出身成分読了日：08月30日 著者：松岡 圭祐検事の信義読了日：08月29日 著者：柚月裕子アンサーゲーム読了日：08月28日 著者：五十嵐 貴久蒼色の大地 (単行本)読了日：08月20日 著者：薬丸 岳高校事変 (角川文庫…

五十嵐貴久著 2018年PHP刊行 初出 月刊文庫『分蔵』(2016年〜2017年) ラウンド1 ドメスティック・バイオレンス ラウンド2 オープン・ザ・ドア ラウンド3 ボクササイズ ラウンド4 ノット・アローン ラウンド5 デビュー ラウンド6 チャレンジ ラウンド7 プロテ…

乃南アサ著 2018年双葉社刊行 初出「小説推理」(2013年〜2017年) エッセイ集の形をした短編小説かなと思った。 街で聞こえたちょっとの会話から背景などを想像し膨らました物語っぽい。 ただ「だが私は、ママチャリが嫌いだ」にはとても納得する。 何回ぶつ…

池井戸潤著 2017年中公文庫刊行初出「読売新聞」(2016年) 第一話 たそがれ研修 第二話 汚れた水に棲む魚 第三話 湯けむりの攻防 第四話 暴徒 第五話 神保町奇譚 第六話 エリア51 第七話 小さき者の戦い 『不祥事』の続編。 解説「花咲舞の物語、東京第一銀行…

長岡弘樹著 2018年祥伝社刊行 初出「新刊ニュース」(2016年〜2018年) 声探偵 リバーシブルな秋休み 苦い厨房 風水の紅 ヴィリプラカの微笑み 仮面の視線 戦争ごっこ 曇った観覧車 不義の旋律 意中の交差点 色褪せたムンテラ 遠くて近い森 虚飾の闇 レコーデ…

彩瀬まる著 2018年KADOKAWA刊行 ちょっと難しかった。 “不在”の意味を自分なりに解釈しようとしたのだけれどどうもうまく解釈できない。 何が不在だったのか？家族の愛情？かなぁ... 物語中に登場する男の子は父親だったのだろうか？ どれだけ一人になったっ…

垣谷美雨著 2018年幻冬舎刊行 書き下ろし いつものフェミニズム満載、男卑女尊の物語かと思ってたけど今回はちょっと違った。 もちろんどうしようもないパワハラ男も登場するが、そちらは脇役か。 子供を育てやすい社会に少しでもなるように私たち子育て終了…

読んだ本の数：8冊読んだページ数：2831ページシーソーモンスター (単行本)読了日：07月31日 著者：伊坂 幸太郎ノースライト読了日：07月28日 著者：横山 秀夫マジカルグランマ読了日：07月22日 著者：柚木 麻子呪護読了日：07月10日 著者：今野 敏ビブリア…

湊かなえ著 2018年双葉社刊行 書き下ろし 序章 章子 エピソードⅠ エピソードⅡ エピソードⅢ 終章 子供が虐待されている場面の描写は顔を顰めてしまう。 これは最後の大人へのメッセージを強調するための描写なのかなとは思うけど。 いや、助けを求めよう。 世…

芦沢央著 2018年新潮社刊行 初出「小説新潮」(2016年〜2018年)、書き下ろし 染み お祓いを頼む女 妄言 助けてって言ったのに 誰かの怪異 禁忌 ホラー連作短編集。 「染み」が一番不気味で怖かったなぁ。 裏表紙の染みも怖かったし。 その霊との縁を作りたく…

脚本・古沢良太 ノベライズ・木俣冬 2018年扶桑社文庫刊行 第6話 古代遺跡編 第7話 家族編 第8話 美のカリスマ編 第9話 スポーツ編 第10話 コンフィデンスマン編 上巻の続き。 ドラマどおりの展開。 「家族編」が一番好きかな。 本当の家族より一緒にいてく…

百田尚樹著 2018年PHP新書刊行 まえがき 第一章 積極的逃走のすすめ 第二章 人生の勝利者は「逃げる達人」 第三章 会社や仕事から逃げる 第四章 人間関係から逃げる 第五章 逃げてはいけないとき 第六章 突発的危機から逃げる 第七章 国の危機から逃れる 第…

柚月裕子著 2018年角川書店刊行 初出「小説野生時代」(2016年〜2017年) プロローグ 一章 二章 三章 四章 五章 六章 エピローグ 『孤狼の血』の続編。 日岡が大上になっていく。 手酌が似合う漢になっていく。 国光とともにシブくカッコ良いのだが杯をもらっ…

白尾悠著 2018年新潮社刊行 初出「小説新潮」(2017年)、書き下ろし 夜を跳びこえて かなしい春を埋めに 空のあの子 さよなら苺畑 黒い鳥飛んだ 「夜を跳びこえて」(「アクロス・ザ・ユニバース」)が 「第16回女による女のためのR-18文学賞」受賞作。 智佳の…

脚本・古沢良太 ノベライズ・木俣冬 2018年扶桑社文庫刊行 第1話 ゴッドファーザー編 第2話 リゾート王編 第3話 美術商編 第4話 映画マニア編 第5話 スーパードクター編 ドラマを見ていたので内容は分かっているけど、 まるっきりドラマのとおりだった。 詳…

読んだ本の数：6冊読んだページ数：2087ページ姑の遺品整理は、迷惑です読了日：06月21日 著者：垣谷 美雨Blue読了日：06月16日 著者：葉真中 顕死にがいを求めて生きているの読了日：06月13日 著者：朝井 リョウさざなみのよる読了日：06月10日 著者：木皿 …