悪徳の輪舞曲ロンド
中山七里著 2018年講談社刊行
初出「メフィスト」(2016年〜2017年)
- 一 弁護人の悪徳
- 二 傍聴人の悪徳
- 三 被告人の悪徳
- 四 死者の悪徳
御子柴シリーズ第○弾。
少しずつ御子柴が人間っぽくなっていっているように思う。
教官の弁護、母親の弁護を通じて生まれ変わっているということなのか?
最初の場面がこういうミスリードなのかと最後驚いた。
記憶というのは往々にして嘘を吐く
改変ですよ。
人間というのは見たいものしか見ようとしないし、聞きたいと思うことしか聞こうとしない。
記憶もそうでしてね。
こうあってほしい、こうでなきゃ駄目だというかたちに変えてしまうんですよ。
記憶だけで語られたらそれは話半分ぐらいが丁度良いのかな。
倫子って誰だっけ?覚えてないや...
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