凶犬の眼

柚月裕子著 2018年角川書店刊行
初出「小説野生時代」(2016年〜2017年)

  • プロローグ
  • 一章
  • 二章
  • 三章
  • 四章
  • 五章
  • 六章
  • エピローグ

孤狼の血』の続編。
日岡が大上になっていく。
手酌が似合う漢になっていく。
国光とともにシブくカッコ良いのだが杯をもらってもいいのだろうか。

それが仁義というものです。

仁義を貫く漢の姿に憧れる。

世間の耳目を集めた事件を引き起こした源は、組織の思惑や警察の駆け引きなどではなく、たったひとりの少女の嫉妬だったというのか。

というのがこの作品の奥深さを出しているような気がする。
孤狼の血』も映画化できたんだからこの作品も映画化して欲しいな。

凶犬の眼

凶犬の眼

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