ガラスの殺意

秋吉理香子著 2018年双葉社刊行
初出「小説推理」2016年〜2017年
覚えられないというぼはとてもツラいことなんだろうなと思う。
ただ覚えられなくても温かくなったとか優しくなったということはいつまでも残るのかもしれない。

見えないからといって、存在しないことにはならない。
手を伸ばせば、触れることができる。
太陽の光だって、風だって、見ることはできないよね。
だけどその温かさや、爽やかさによって感じることができる。
だから君の記憶も、見えなくても確かに君の中に存在しているんだよ

優しく温かく感触を感じてもらえる夫婦関係を構築していかないといけないと思った。
@2018年@図書館