PIT 特殊心理捜査班・水無月玲
五十嵐貴久著 2018年光文社刊行
初出「小説宝石」(2017年)
- プロローグ 一九九八年、八月二十二日
- Chapter 1 New duties
- Chapter 2 Criminal
- Chapter 3 Another incident
- Chapter 4 Re-examination
- Chapter 5 Things left behind
- Chapter 6 String operation
- Chapter 7 Dissappearace
- Chapter 8 Arrested criminal
- Chapter 9 Confusion
- Chapter 10 On-site investigation
- Chapter 11 Suicide leap
- Chapter 12 Truth
- エピローグ
最後にこういう展開のなるとは想像しなかった。
とっても驚いた。
わたしには世の中のすべてがぼやけて見える。
何もかもがね。
視覚だけではなく、聴覚も、嗅覚も、味覚もそうよ。
でも、人を殺すと、すべてがはっきりする。
どんなに小さな音でも聴こえるし、匂いさえ形として認識できる。
水を飲んだだけで、何が含まれているかわかる。
その瞬間、世界が輝いて見える。
あの美しさを一度知った者は、それを忘れられなくなる。
君も同じだと、わたしは知っている
一線を越えた人にしか分からない感覚なのか。
作者も実は一線を越えているとか。
そうじゃなきゃ書けないのではないか...なんてちょっと思った。
そういう意味でとても新しい作品だと思う。
続編がありそうな雰囲気だけどどうなるんだろう?
@2018年@図書館