傑作時代小説 蚤とり侍
小松重雄著 2017年光文社文庫刊行
- 蚤とり侍
- 唐傘一本
- 一世一代
- 鰈の縁側
- 代金百枚
- 年季奉公
映画化されるということで読んでみた。
今回のは映画化記念でもともとは2002年にも光文社文庫から発行されている。
映画監督・鶴橋康夫の解説付き。
あまり読み慣れてないジャンルの物語なのでどこをどう捉えてよいのか分からない。
連作短編なのかと思ったら単独の短編集のようだ。
「蚤とり侍」が映画化されるとしてずいぶん短いものをどう膨らませるんだろうと思ったら、
いくつかの短編を連作短編のように扱って映画化するようなことを解説に書いてあった。
「猫の蚤とり」という職業でも人の役に立つことは生きていく力になる。
いかなる下賤な生業より尚一層唾棄すべきものと思っていた『猫の蚤とり』を、世に有用な、むしろ崇高な正業だと確信するに至った。
一生懸命その道に精進することでこう思えるようになったのだと思う。
もちろんお客様?のニーズなどのリサーチも必要。
ただ出来るようになるわけではないのだ。
- 作者: 小松重男
- 出版社/メーカー: 光文社
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