きんぴか 1 三人の悪党編

浅田次郎著 カッパ・ノベルス刊行
1996年単行本(光文社刊行)、1998年ノベルス(三分冊)

  • 三人の悪党
  • 夢の砦
  • 闇のページェント
  • 陽のあたる密室
  • 反戦参謀
  • パパはデビル

WOWOWドラマ化されたので読んでみた。
ほぼ原作どおりにドラマ化したのか。
また“長編ピカレスク小説”とのこと。「ピカレスク」とは「悪党」というような意味らしい。
理不尽な仕打ちを受けた真正直な三人が組織や個人に復讐する。
かっこ良いね。

てめえらが理不尽を我慢することは、世のため人のためにならない。
なに、大層なことじゃないさ。
ガキの頃から夢に見たことを片っ端からやってみろ。
俺はただ、高みの見物をさせてもらう。
肚・腕・頭と三つ揃いの大悪党が、いったいどんな大立ち回りをするのか、いっぺん桟敷から見物したいと思っていたんだ。

という向井刑事もかっこ良い。
三分冊されているので余裕があれば読んでみよう。

三人の悪党―きんぴか〈1〉 (光文社文庫)

三人の悪党―きんぴか〈1〉 (光文社文庫)

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