下町ロケット ゴースト

池井戸潤著 2018年小学館刊行 書き下ろし

  • 第一章 ものづくりの神様
  • 第二章 天才と町工場
  • 第三章 挑戦と葛藤
  • 第四章 ガウディの教訓
  • 第五章 ギアゴースト
  • 第六章 島津回想録
  • 第七章 ダイダロス
  • 第八章 記憶の構造
  • 最終章 青春の軌道

ドラマでも見てたので内容はよく分かるし、
登場人物がそのまま映像になって脳内再生される。
軽部はドラマ版はちょっと嫌な人になっていたが、
原作ではとても良い人に描かれていると思うのだが...
当たり前のことを当たり前に、正直に、正々堂々とおこなうことの重要性を感じる。
これを目標に頑張れる人には感動する作品なのは確かではあるが、
今まで何とか姑息なことをしてでも生き延びてきた人にとっては
読むだけで辛くなる作品である。

成長のために道義を曲げることとなく、堂々と人の道を行く。こんな馬鹿正直な会社があってもいいんじゃないですかね

社長は、儲かるかどうかという以前に、人として正しいかどうかという基準で経営判断されたんです。

コンプライアンス法令遵守と解釈して、法律だけ守ってればいいって考え方だな。だけどそういう会社がいまは一般的なんだよな

法律以前に守るべきモラルや信義則があると思うんですけどね

まったくそのとおり。
ただ今までそんなに立派に出来ていない...
@2018年@図書館