甦る殺人者 天久鷹央の事件カルテ

知念実希人
2017年新潮文庫刊行 書き下ろし

  • プロローグ
  • 第一章 真夜中の絞殺魔
  • 幕間
  • 第二章 溶けた怪物
  • エピローグ

このシリーズを読むのは2作目か?(『天久鷹央の推理カルテ』)
ライトな医療ミステリー。
今回はシメール、キメラと呼ばれる複数のDNAを持つ現象が肝。
普通は知らないから犯人の想像はついても仕組みは全然思いつかない。
生まれながらの天才である天久鷹央もこの犯人側に落ちる可能性があるのは少し怖い。

怪物は、いつかは社会から排除されるのさ。

理解できる範囲を超える人間を許容できるような社会にならないといけない...ような気がする。

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