ツバキ文具店
小川糸著 2016年幻冬舎刊行
初出「GINGER L.18〜21」
- 夏
- 秋
- 冬
- 春
とてもハートウォーミングで読み心地が良い物語。
いろいろ後悔することが多いけど悔やむのではなく今目の前にあるものを大事することで乗り越えていかないといけないのかな。
失くしたものを追い求めるより、今、手のひらに残っているものを大事にすればいいんだって。
誰かにおんぶしてもらったなら、今度は誰かをおんぶしてあげればいい。
僕も、かみさんにたくさんおんぶしてもらったんです。
だから今、こうしてあなたをおんぶできているんです。
なかなか家族には素直になれなくても
(もちろん素直になることの方がもっと大切だけど...)
今目の前にいる近い人と仲良くすることが大事なのである。
でも、もしかすると世の中は、そういうものなのかもしれない。
そうやって縁のある者同士が、助け合って補い合っていれば、
たとえ血の繋がった家族とはうまくいかなくても、
誰かがどこかでサポートしてくれているのかもしれない。
字が綺麗な人に憧れるし、
そんな人が心をこめて書いた手紙をもらったら心揺さぶられるだろうなと思う。
ドラマ化されていたんだね。
どこかで見てみたい。
- 作者: 小川糸
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2018/08/03
- メディア: 文庫
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