アイネクライネナハトムジーク

伊坂幸太郎幻冬舎文庫刊行
2014年単行本、2017年文庫化

  • アイネクライネ
  • ライトヘビー
  • ドクメンタ
  • ルックスライク
  • メイクアップ
  • ナハトムジー
  • あとがき

解説(吉田大介)付き。
単行本でも読んでいるので再読。
すべてが面白いし、全てが気持ちよく絡み合っている。

登場人物が老若男女さまざまな組み合わせで関係を結び、あの人とこの人が、過去と現在、未来において、あんなところでこんなふうに繋がる。それはミステリーのトリックが発動する瞬間であると同時に、ドラマがもっとも高揚する瞬間だ。そうした奇跡の瞬間を、伊坂幸太郎は次々に出現させてきた。

伊坂幸太郎作品らしい時空を超えたリンクが本当にとても心地よい。

自分がどの子を好きになるかなんて、分かんないだろ。
だから、『自分が好きになったのが、この女の子で良かった。俺、ナイス判断だったな』って後で思えるような出会いが最高だ、ってことだ

出会いが最高だったと思えるよう今の関係を良くすることがとても大事なのだろう。
とても面白かった!

@2017年@図書館