インフルエンス

近藤史恵著 2017年文藝春秋刊行
淡々と進んでいき波乱やどんでん返しがあるかと思ったけど案外淡々と終わってしまった。
人物の入れ替えがあったのでそれが少し驚きではあったが。
でもなぜそうしたの?というところの説明がとても心に残る。

子供のような独占欲を抱いたまま、大人になったのだ。

小さい頃、いちばん仲のいい友達は宝物だった。
どこか恋人めいた親密さと、独占欲。
友達を失うことほど悲しいことは、他にはあまりなかった。

狭い世界ではそれが全てではないが大部分を占めているわけだし。
互いに強く影響し合っているんだろうと思う。

インフルエンス

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