大放言

百田尚樹著 2015年新潮新書刊行

  • 第一章 現代の若きバカものたちへ
  • 第二章 暴言の中にも真実あり
  • 第三章 これはいったい何だ?
  • 第四章 我が炎上史
  • 特別付録 我が炎上史 番外編

いろいろ物議を醸す著者だけど、本作品の内容のほとんどについては私もそう思う。
(図書館の件については謝るしかないけど...)
発言の一部を切り取り、それを発言のすべてであるかのように、
またはそういう風に思わせる報道はもう嫌だ。
悪意を持って世論を誘導することが「ペンは剣よりも強し」なのか。
それを続けると信用を失い、自ら墓穴を掘ることになると思う。
自分で考え、自分で決断することがとても大事なことだろう。

侵略戦争は絶対にしない。
しかしもし侵略されたら、徹底的に抵抗する。
そのために軍隊を持つ

戦争のない世界は理想である。
私たちはそれを目指していかなければならない。
しかし残念なことに、口で「平和」を唱えるだけでは戦争は止められない。
世界と日本に必要なのは、戦争を起こさせない「力」である。
力のない正義は無能である。

話し合うことも大事。その後ろ盾として力も大事だと思っている。

この人、叩かれることのストレスよりも、言いたいことを黙ったままにしておくストレスの方が大きいから

という奥さんの言葉に笑った。

大放言 (新潮新書)

大放言 (新潮新書)

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