騙し絵の牙

塩田武士著 写真(モデル)大泉洋 2017年KADOKAWA刊行
初出『ダ・ヴィンチ』2016年

  • プロローグ
  • 第一章
  • 第二章
  • 第三章
  • 第四章
  • 第五章
  • 第六章
  • エピローグ

表紙の写真の大泉洋を意識した物語。
会話の返しなどは本当に大泉洋っぽい。
こう言われたらこう返すだろうなというのが目に浮かぶ。
それはそれでいいのだけれど、少しカッコ良すぎではないか?
だいぶススキノ探偵シリーズに雰囲気が似てるような気がするのだが...

あいつは騙し絵みたいなもんや
華やかな美人やと思ってても、視点を変えて見たら、牙を剥く悪魔が浮かび上がる、みたいな

ということから題名になっているみたい。

でも所詮、人間なんか真っ白にも真っ黒にもなられへん。みんなグレーや。
いい人とか、悪い人とかいうんは、とどのつまりグレーの濃淡の話や

こういうことだよね~

騙し絵の牙

騙し絵の牙

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