オリンピックへ行こう!

真保裕一著 2018年講談社刊行
初出「小説現代」(2017年)

「卓球」については試合中の心境などとても興味深かった。

卓球とは、百メートル走しながらのチェス

というのも納得。
また、

日本では特に女子が際立っていて、ランキングの上位を十代の選手が占める。
大学に上がってから頭角を現す者はまず出てこない、という厳しい現実がある。

男子の場合は、全日本ナショナルチーム(NT)候補選手の半数が、大学生だ。
つまり、二十歳前後で将来が決まると言っていい。

という男女の違いがあることも驚いた。
オリンピックに出場する選手を改めて思い浮かべれば確かにそうだ。
競歩」は少しミステリ調、「ブラインドサッカー」は立ち直り系といろいろな作風で面白かった。

オリンピックへ行こう!

オリンピックへ行こう!

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