ノーマンズランド

誉田哲也著 2017年光文社刊行
初出「小説宝石」(2016年〜2017年)
姫川シリーズ待望の長編。
最後の方の憲法改正に関する主義主張の表明以外は姫川玲子っぽくて面白かった。
事件に関わる拉致問題に触れるのも良いけど、大きく事件に関わるわけでもない主義主張は読んでて冷めてしまう。
自分自身は百田尚樹氏の『戦争と平和』にほぼ100%賛成なのでこの主張も納得してるんだけどね。
ラストはまた玲子が恋しているのか?
意外と惚れっぽいのではと思ってきた。

聞きたかった言葉は、半分くらいしか、聞けなかった気がする。
でも、聞けなかった残りの半分より、もっと多くのことを、聞けたようにも思う。
なぜ、今日は雨なのだろう。

ここはとても『インビジブルレイン』っぽい。
面白かった。早く続編を!

ノーマンズランド

ノーマンズランド

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