首折り男のための協奏曲

伊坂幸太郎新潮文庫刊行
2014年単行本(新潮社)、2016年文庫化

  • 首折り男の周辺
  • 濡れ衣の話
  • 僕の舟
  • 人間らしく
  • 月曜日から逃げろ
  • 相談役の話
  • 合コンの話

解説(福永信)付き。
単行本でも読んでいるので再読。
改めて読み直してみると同じところが心に残るので
こういうところが自分の思っているところなのかなと思う。

神様はいつもこっちを見ているわけではない。
その点はがっくりきますけれど、ただ、見ている時にはルールを適用してくれるんです。

どこかで見ている神様の目に留まれば、救いの手が伸べられることや、ばちが当たることもあるんじゃないか

神様はいつ見てくれるか分からないから、いつもフェアに正しく行動しなければいけないのだと思う。

結婚というのは、男女が同じ舟に乗るようなものだって。
一緒に漕いで、いろんなところを旅をして

この人の舟、転覆しなかったんだからそれだけでも良かったよね。
欲を言ったら、きりがない

二人一緒にいろいろな経験をたくさんして、二人の思い出を構築していければといつも思う。

バランスが崩れるんだよ。
一人の男が複数の女と仲良くなってみろよ。
ペアになれない男が出てくるかもしれない。
そうだろ?男と女は一対一と決まってるんだ。
お一人様一個までとチラシに書かれたボックスティッシュは、そりゃ、お一人様一個までなんだよ

ルールを守らないといけないのだ。

面白かった!

首折り男のための協奏曲 (新潮文庫)

首折り男のための協奏曲 (新潮文庫)

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