任侠書房

今野敏著 2015年中公文庫刊行(『とせい』(2007年)改題)
とせい』も読んでいるので再読。
ホント面白い。
上手く行き過ぎでもいいじゃないかって思える。
堅気よりも堅気的なヤクザ、日村の心配性、気苦労さえも笑えてしまう。
解説(石井哲夫)でも

本書はまた、現代の社会経済情勢の分析の確かさと人間観察眼に裏打ちされたヤクザと堅気、裏と表、人生の皮肉の狭間を映すことで夢を見、夢を信じることの大切さを教えている小説でもあるのだ。

と言っているように、「明日を信じて頑張ろう!前へ進もう!」と思ってくる。

ヤクザは役者と同じイメージ商売

というのも面白い。
シリーズをもう一度読み直したいなぁ。

任侠書房 (中公文庫)

任侠書房 (中公文庫)

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