宰領 隠蔽捜査5

今野敏新潮文庫刊行
2013年新潮社、2016年文庫化
単行本でも読んでいるので再読。
何度読んでもスッキリする。
さらに解説は池上彰氏。
とても分かりやすく警視庁と神奈川県警の関係、このシリーズの魅力を伝えてくれる。

だから何だ、と竜崎は思う。
だからこそ、人は努力すべきなのだ。
自分を向上させられるのは、自分でしかないのだ。
その努力を放棄したやつらを、誰かが助けてやる必要などない。

まったくそのとおりである。
努力するのはもちろん、努力が報われる社会になって欲しい。
冴子さんの

家のことは任せて、国の仕事をしてらっしゃい

は魔法の言葉。
最も力を発揮できる。
伊丹が竜崎になんとか感謝されようとしているのがかわいい。
とても面白かった!

宰領: 隠蔽捜査5 (新潮文庫)

宰領: 隠蔽捜査5 (新潮文庫)

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