祈りのカルテ
知念実希人著 2018年角川書店刊行
初出「小説野生時代」(2014年〜2017年)
- 彼女が瞳を閉じる理由
- 悪性の境界線
- 冷めない傷痕
- シンデレラの吐息
- 胸に嘘を秘めて
- エピローグ
軽い感じだけど結末に驚く医療ミステリー。
なぜそういう疑問を持ったというところはほとんど第六感なところはあるけど、
もしかしたらちょっと省いただけかもしれないけど、面白いと思った。
また各科の特色も一言説明があって面白い。
精神科医は少し離れた距離から、客観的に患者を診ないといけないの。
そうしないと、患者の悩みが自分に襲いかかってくるから。外科はどうしても手術が診療の中心になっちまうから、一人一人の患者にゆっくり向き合う余裕がないんだよ。
皮膚科は外来で患者さんの皮膚の状態を視診して、できるだけ素早く診断を下していくのが一番の仕事なの。
子供は基本的に純粋だからね。
ネタが実際の患者さんとかぶってしまうとヤバいので難しいと思うけど続編あれば良いな。
- 作者: 知念実希人
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/03/29
- メディア: 単行本
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