道標東京湾臨海署安積班

今野敏著 2017年角川春樹事務所刊行
初出『ランティエ』(2017年)など

安積班の成り立ちとその活躍の短編10編。
最初の物語は警察学校時代。
その頃から中心となる資質を兼ね備えているようだ。
そして安積班となり部下たちに慕われる班長になる。
自分がそうとは思わないのに誰からも頼られるのは羨ましい。
それだけ筋を通し信念を通しているからなんだろうなと思う。

互いに深く理解し合っている。普段口に出さなくても、独特の絆があるのだ。
べたべたと馴れ合うのではなく、ある規範をもって互いを信頼し合う関係だ。

ブレブレの自分にはとても無理だ。
あっさり読めるので安積班の活躍を読み返してみるのも良いかも。

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