風と共にゆとりぬ
朝井リョウ著 2017年文藝春秋刊行
初出「別冊文藝春秋」「日本経済新聞」(2015年)など、書き下ろし
- 第一部 日常
- 眼科医とのその後
- 朝井家 in ハワイ
- 作家による本気の余興
- 対決!レンタル彼氏
- 大好きな人への贈りもの
- バレーボールと私〜ビーチ編〜
- バレーボールと私〜体育館編〜
- プレ・講演会
- 初めてのホームステイ
- ファッションセンス外注元年
- オトナへの第一歩
- 会社員ダイアリー
- 第二部 プロムナード
- 枠
- 食う寝る踊る
- スライドショーの隙間
- 巡る星を掴む
- 今後の夢は何ですか?
- 待ち遠しかった夏
- 店に行きつけたい
- 大人のための友達論
- 夏裁判
- 主人公のあるべき姿
- 彼らだけの言語
- 能動的成長期
- 書いてよかった
- 女子を前にした男子は
- 理解する時間
- 未来の書き手
- キメの文化
- なぜ『なぜ』と訊くのか
- 好きなもの
- 子どもにとっての言葉
- 最後の枠
- 第三部 肛門記
- 前編
- 中編
- 後編
- あとがき
朝井リョウのエッセイ集第二弾。
とても共感することが多くて納得することばかり。
特に第三部肛門記には...(笑)
実際入院しているときは常に気を配ってもらえるので寂しさを感じることは全然なかったけど、
退院した後、何か寂しい感じがしたりして。
これが白衣の天使マジックというか白衣の天使効果なのかも。
バレーチームに参加してみて「参加するチーム、間違えた」という感覚は個サルで経験したし。
また「能動的成長期」で書かれているように年齢を重ねると
こちらが何をするでもなく訪れてくれた受動的な成長期が終わった今、必要か不要かだなんてとりあえず置いておいて、能動的に何かしらの初体験に手を伸ばすことでしか自分の輪郭は変わっていかない。
ということになり
好きなものが多い人はそれだけで、語るべき言葉をたくさん持ち合わせているような気がする。
であり、
緊張したが、私から、誘ってみた。
私はその人と、友達になりたい。
という行動力を身に着けていきたい。
もうとてもとてもそんなことを言う年齢ではないけれども...
頑張ろうと思う。
そして朝井リョウの作品をずっと読んでいきたいと思っている。
- 作者: 朝井リョウ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2017/06/30
- メディア: 単行本
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