掟上今日子の裏表紙

西尾維新著 2017年講談社刊行 書き下ろし

忘却探偵シリーズ第9弾。
今回は今日子さんが容疑者となり厄介が走り回って今日子さんの無罪を証明する。
ヒントはすべて今日子さんが出してくれるのだが、それをなんとか実証しようと論理を重ねていく。
結局、イマイチすっきりしない終わり方だけど、こんな感じで良いのかもしれない。
あとがきでミステリーにおける「裏の裏は表」について

作者と読者の信頼関係に基づいているテクニックであり、トリックであるように思えます。

と言っている。
読み慣れた作者の物語ではやはりそういうところがあるように思う。
予定調和でそれはそれで面白いけど、新たな作者に挑戦していかないとなと思ったりもする。

掟上今日子の裏表紙

掟上今日子の裏表紙

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