後悔病棟

垣谷美雨小学館文庫刊行
2014年単行本(『if サヨナラが言えない理由』)、2017年文庫化(改題・加筆改稿)

  • 第1章 dream
  • 第2章 family
  • 第3章 marriage
  • 第4章 friend
  • エピローグ

あまり面白くないなぁなんて思いながら読んでいたけど、
吉田伸子さんの解説を読んでとても良い物語に思えてきた。
「こんなはずでは」と思うことが多々あるが、
どのような人生を歩んでも同じように思うような気がする。
中学生の頃に戻りたいとか高校生からやり直したいと思うけど、
今の経験、知識を持って戻らないとまったく同じ人生を歩みそうである。

人生は選択の連続だ。
一つ一つの選択は点だけど、その点が繋がって、人生になっている。
どこで間違えたのか、とか、どの選択が正しかったのか、とか、そんなことはいくら考えてもしょうがない。
大丈夫、今のあなたが、あなたなんですよ。

この言葉を聞いて、もう少し自分の人生に自信を持っても良いかなと思ってきた。
解説がとても良い!

@2017年@図書館