裸の華
桜木紫乃著 2016年集英社刊行
初出「小説すばる」(2015年)
いつもの桜木紫乃ワールドと少し趣が違うけど、とても大好きな作品。
ノリカはもちろんみのりも竜崎もとてもカッコ良い。
そして、オガちゃんとのお別れのシーン、
みのりの旅立ちのシーン、もちろんノリカの再出発のシーンも涙が止まらなかった。
みのりさんは、何にでもなれます。
風に吹かれるようにして羽の色を変える姿を、いちばん楽しみにしているのはノリカさんです。
この店のトップダンサーとして恥ずかしくない姿を、スクリーンでわたくしたちに見せてください
という竜崎の言葉がとてもカッコ良い。
夢の続きって、同じ夢じゃいけないのかもしれないね
ひとつ、叶ったということかもしれません
次の夢を追い求めよう!
いつもの桜木紫乃ワールドも大好きだけれど、
この作品は桜木紫乃作品の中で一番好きだ。
直木賞はこの作品の方が良かったのでは...
- 作者: 桜木紫乃
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/06/24
- メディア: 単行本
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