裸の華

桜木紫乃著 2016年集英社刊行
初出「小説すばる」(2015年)
いつもの桜木紫乃ワールドと少し趣が違うけど、とても大好きな作品。
ノリカはもちろんみのりも竜崎もとてもカッコ良い。
そして、オガちゃんとのお別れのシーン、
みのりの旅立ちのシーン、もちろんノリカの再出発のシーンも涙が止まらなかった。

みのりさんは、何にでもなれます。
風に吹かれるようにして羽の色を変える姿を、いちばん楽しみにしているのはノリカさんです。
この店のトップダンサーとして恥ずかしくない姿を、スクリーンでわたくしたちに見せてください

という竜崎の言葉がとてもカッコ良い。

夢の続きって、同じ夢じゃいけないのかもしれないね
ひとつ、叶ったということかもしれません

次の夢を追い求めよう!
いつもの桜木紫乃ワールドも大好きだけれど、
この作品は桜木紫乃作品の中で一番好きだ。
直木賞はこの作品の方が良かったのでは...

裸の華

裸の華

@2016年@図書館

    • >