水鏡推理Ⅱ インパクトファクター
松岡圭祐著 2016年講談社刊行 書き下ろし
STAP細胞の件を思い出させる設定。
裏では実際にこういうことが起きていたのかもしれないな〜なんて思った。
出来ているように見せて、どうやって出来るかは他の人に考えさせるっていうのは良くこんなことを考えつくもんだと驚いた。
研究開発の世界ではよくよくあることなのかな?
推理とは、すでに判明している事柄に基づき、思考の道筋をたどり、未知の要素を推し量ることです。
事実を積み重ねていき、今まで気付かなかったこと、これから起こることなどを推測しないといけない。
彼女のやむにやまれぬ事情を知ったいま、どうか偏見を捨て、真実を広めることに貢献していただきたいと思います。
いちどでもこの件について発言したかたには、そうする義務があるのです。人は人を必要とするんです
無責任に広めておいて真実が違う時無言になる人たち嫌い。
自分たちの意見に疑いをもった時、きちんと最後まで広めることが信頼を生む。
なら試してみろ。
関係者の主張を、そのまま問題文だと思え。
ぜんぶ正しいと仮定して、相互に矛盾している箇所をさがせばいい
これは覚えておこう。
きっと役に立つ場面があるはずだ。
面白かった。
- 作者: 松岡圭祐
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/02/13
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (4件) を見る