校閲ガール ア・ラ・モード

宮木あや子著 2015年角川書店刊行
初出「ダ・ヴィンチニュース」(2015年)、『ダ・ヴィンチ』(2014年)、書き下ろし

  • 第一話 校閲ガールのまわりのガール・森尾
  • 第ニ話 校閲ガールのまわりのガールなんだかボーイなんだか・米岡
  • 第三話 校閲ガールのまわりのガールというかウーマン・藤岩
  • 第四話 校閲ガールのまわりのサラリーマン・貝塚
  • 第五話 校閲ガールのまわりのファンジャイ
  • 番外編 皇帝の宿
  • おまけまんが

校閲ガール』の続編。
悦子の周りの人を主人公にした短編6話。
どうも会話部分が苦手で、会話部分が入るとメインの話の流れが追えなくなってしまう。
二度読みするとこの部分は流してもいいというのが分かり、
そうするととても面白い物語だということが分かるし、
最後に感動したりする。
ドラマ『重版出来』とともに出版社内部の事情が分かってとても面白く感じたりする。
極楽浄土テクノロジーの部分、

死んだあとの魂は次の出荷のための再生ラインに乗るんです。
静寂どころかすっごいうるさいと思いますよ、磨耗した部品のリペアとか洗浄作業とかあるだろうし。
あの、ガソリンスタンドにあるような、ギュイーンってやつ

というのが妙にツボにはまった。
面白かった!

@2016年@図書館