銀行狐

池井戸潤講談社文庫刊行 2001年単行本 2004年文庫化
初出「小説現代」「小説TRIPPER」(1998年〜2001年)

  • 金庫室の死体
  • 現金その場かぎり
  • 口座相違
  • 銀行狐
  • ローンカウンター

解説(村上貴史)あり
ドラマ『花咲舞が黙ってない』の原作になっているということで読んでみた。
銀行を舞台とした結構ドロドロした犯罪臭がする物語が多い。
「現金その場かぎり」はPart1ですでにドラマ化されていたような気がする。
「ローンカウンター」は怖いな〜
これが本当に出来たら(今はきっと出来ないと思っているけど...)、やりたい放題ではないか...
解説で

短編は絵画でいうところのデッサンで、この基礎ができている人は揺るぎがないのです

と書かれている。
確かに短編でしっかり人物像、事件を描ける作者は長編を読んでも飽きさせないと思う。
面白かった。

銀行狐 (講談社文庫)

銀行狐 (講談社文庫)

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