衣更月家の一族

深木章子著 講談社文庫刊行 2012年単行本(原書房)、2015年文庫化
複雑な人間関係、血縁関係を最後に一気に解きほぐす。
乾くるみの解説あり。

  • プロローグ
  • 廣田家の殺人
  • 楠原家の殺人
  • 鷹尾家の殺人
  • 衣更月家の一族
  • エピローグ

単行本でも読んでいるので再読となるけど、最後の謎解き部分はすっかり忘れてた。
3つの殺人事件、プロローグの事件が密接に絡んでいるのは覚えていたんだけどね...
多分、最後の家系図がないと理解は出来ない。
これだけ完璧に絡んでいて無駄のない物語はよっぽど作者も頭が良いだろうし、
読者も頭が良くないとというか整理出来る頭の持ち主でないと厳しいかもしれない。
解説でも

作者の創造力に読者の想像力が追い付けるかどうかが、勝敗の分かれ目になります。

と言っているし。
面白いけど、難解ではある。

衣更月家の一族 (講談社文庫)

衣更月家の一族 (講談社文庫)

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