七つの会議
池井戸潤著 2012年日本経済新聞出版社刊行
初出「日本経済新聞電子版」(2011年〜2012年)大幅に加筆修正
大企業の不祥事隠蔽を関係者などの視点を変えて物語にしている。
『空飛ぶタイヤ』をもっとフィクションにした感じ。
不祥事の隠蔽に気付いたときどうするか?
こういうときにマスコミを使うべきなんだろうなと思う。
最終的に相手を嵌めて決着つけるところは残念。
もっとスッキリしたかった。
各話のうちOL優衣の話がとても良かった。
過去を精算し前向きに生きることを決意したところが気持ち良い。
これから私は、自分が本当に信じられるものを探す旅に出る
だから、もう二度と私の前に現れないで。嘘吐きとニセモノには興味がないの。
新しい人生を切り拓くために、きっと何かを捨てなければならないときがある。改めてそのことに気づいた。
これからどんな人生が待ち受けようと、もう過去は振り返らない。
着実に一歩一歩前に進むこと、それがやっぱりとても大事。
面白かった。
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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