歴史・時代小説 縦横無尽の読みくらべガイド
大矢博子著 2017年文春文庫刊行
初出『本の話 WEB』(2014年〜2016年)
- 第一部 時代劇は楽しい!
- 第二部 こんなテーマで読み比べてみた
- 第三部 幕末・明治を読む
- 第四部 今とつながる物語
- 第五部 この作家はこれを読め!
- あとがき
歴史小説、時代小説の紹介。
とても読みやすく、かつ、楽しく解説されていて、
どの本も読んでみたいと思えてきた。
こういうのが解説者として必要な資質なんだろうなと思う。
何より各章のタイトルが楽しくそして素晴らしく、
よくこんなに考えられるなぁと感心するばかり。
一例を上げると三国志に関する章は「三国な戦士のテーゼ」、
戊辰戦争後の東北・奥州に関する章は「奥州連合離脱」などなど。
こういうセンスは大事だと思うんだよね。
以下の作品は必ず読もうと思っている。
- 『銭形平次捕物控傑作選』(野村胡堂)
- 『真田太平記』(池波正太郎)
- 『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』(高殿円)
- 『新・雨月 戊辰戦役朧夜話』(船戸与一)
- 『竜馬がゆく』(司馬遼太郎)
- 『鬼平犯科帳』(池波正太郎)
- 作者: 大矢博子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2017/10/06
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る