変幻

今野敏著 2017年講談社刊行
初出「小説現代」(2016年〜2017年)
同期シリーズ第三弾。前作は『欠落』。
今回は大石が潜入捜査し、宇田川と蘇我が協力して脱出を助ける。
蘇我の存在は『スクープ』シリーズの布施の存在と似ている。
今野敏作品にはこういう感じの登場人物が多いわけではあるが。
自分のことを心配してくれてる人、信じてくれてる人、そういう人がいると信じられること、
そういう人たちが職場にいることは幸せだよなと思う。
同期でも先輩後輩でも上司部下でも良いけど。
そういう存在がいないので素直に羨ましい。
手慣れた感じのストーリー展開で軽く読めた。

変幻

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