バック・ステージ

芦沢央著 2017年角川書店刊行
初出「小説野生時代」(2013年〜2016年)、書き下ろし

  • 序章
  • 第一章 息子の親友
  • 第二章 始まるまで、あと五分
  • 第三章 舞台裏の覚悟
  • 第四章 千賀雅子にはかなわない
  • 終幕
  • カーテン・コール

序章、終章が一連の話で第一章〜第四章は緩やかに繋がっているのね。
なかなかおもしろい構成。
伊坂幸太郎が得意そうな構成。
そして「カーテン・コール」は本当に伊坂幸太郎っぽい。

だから目指すならばミドリムシよりウミウシかと思うんですが、
盜もうと思っても誰にでも盗めるわけじゃないんですよね。
盗むにも才能がいる

ミドリムシウミウシ?って一体何の話をしているのかと思ったところで
そういうことかよ!というオチのような話の持っていき方が結構好き。
(とても伊坂幸太郎っぽい。)
第一章〜第四章もそれぞれよく出来た話で納得するし、上手だな〜と思う。
面白かった!

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