セイレーンの懺悔

中山七里著 2016年小学館刊行
初出「きらら」(2014年〜2015年)

  • 一 誘拐報道
  • 二 協定解除
  • 三 大誤報
  • 四 粛正
  • 五 懺悔

マスコミの横暴について問題提起している。
最後は著者のメッセージが主人公の発言として記述されている。
マスコミの粗暴行為、乱暴狼藉などに気分を害している自分にとってこのメッセージは本当に嬉しい。
こういう人たちが少しでもマスコミに増えてくれると良いのだが...

同じ過ちを繰り返さないために、誤った報道は直ちに訂正され、誤報した者は直ちに謝罪すべきです。
絶えず自分と組織を疑い、決して驕らず、感情に訴えはしても感情に走らず、
権力を手にしていても権力に阿ることのないように自らを律し続けなければいけません。

まずは謝罪しろといつも思う。
そして訂正し、補償しろと思う。
本当にそう思う。

セイレーンの懺悔

セイレーンの懺悔

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