脇坂副署長の長い一日

真保裕一著 2016年集英社刊行
初出「小説すばる」(2016年)

  • プロローグ
  • 第一章 消えた警官
  • 第二章 一日署長
  • 第三章 密告情報
  • 第四章 偽造された依頼
  • 第五章 隠された事件
  • 第六章 真相への道
  • 第七章 警官の誇り
  • エピローグ

次から次へと発生する事件に振り回される一日。
しかもその事件が9年前の事件に収束していくというノンストップミステリー。
とても上手で面白い。
そして最後は正義が勝つことを予想でき読後感も良い。

目の前の姑息で卑劣な男を野放しにはしない。
人の善意を利用し、私利私欲を満たそうという発想を、警察官たる者が持ってはならないのだ。

こういう警察官ばかりなら良いのだが...
奥さんがとても良い味を出している。
娘さんもきっと同じようになるだろう。
面白かった。

脇坂副署長の長い一日

脇坂副署長の長い一日

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