ラストナイト

薬丸岳著 2016年実業之日本社刊行
初出「月刊ジェイ・ノベル」(2015年〜2016年)加筆修正

• プロローグ
• 第一章 菊池正弘
• 第二章 中村尚
• 第三章 松田ひかり
• 第四章 森口絢子
• 第五章 荒木誠二
• エピローグ

各章で一人の人物を各視点で描写している。
そして各章で徐々に判明してくる人物像、復讐への執念に驚く。
彼の復讐は檻の中、刑務所に送り込むことだったのか。
娘の言葉

あなたはわたしたちとちがう。
獣と一緒よ。
檻の中で死んで、死んだ後もひとりぼっちでさまようの−

で復讐方法を変えたのかなぁ...
片桐本人が語る章も欲しかった。
「檻から出た蝉」を改題しているけど、
「檻から出た蝉」の方が作品の切なさを表しているような気がする。

ラストナイト

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