倒れるときは前のめり

有川浩著 2016年角川書店刊行
2004年〜2015年に各媒体で発表したエッセイなどをまとめたもの。
各編に「振り返って一言」なる著者の一言メッセージあり。(これだけでもスゴい!)
また、特別収録小説として短編2本。

  • 彼の本棚
  • ゆず、香る

どちらもとても良い。
うまくいくことを想像させる終わり方がとても気持ちを嬉しくしてくれる。
エッセイで特に2011年頃発信してくれた

自粛は被災地を救わない

という言葉がとても嬉しい。
そして、

私たちに必要なのは、自粛よりもゆとりを失わない図太さである。

とのこと。
まったくそのとおりである。
私たちも

「良いと思った取り組みを意識して支持する」ことが必要になってくるかもしれない

を意識しないといけない。
不満足な言葉、反対する言葉など否定の言葉はとても大きな声なので。

言霊は大事にしたい。
ネガティブな言葉は、他人に放ったつもりでも、自分の魂にダメージが蓄積していくものだと思います。
逆に、ポジティブな言葉は、自分にパワーを蓄積してくれます。

意識してポジティブな言葉を発し、自分にパワーを蓄積していきたい。
著者の信念が強すぎて疲れる場面もあるけど、とても納得。
著者の言葉を胸に刻んで生きていきたい。

倒れるときは前のめり

倒れるときは前のめり

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