あの日

小保方晴子著 2016年講談社刊行

  • はじめに
  • 第一章 研究者への道
  • 第二章 ボストンのポプラ並木
  • 第三章 スフェア細胞
  • 第四章 アニマル カルス
  • 第五章 思いとかけ離れていく研究
  • 第六章 論文著者間の衝突
  • 第七章 想像をはるかに超える反響
  • 第八章 ハシゴは外された
  • 第九章 私の心は正しくなかったのか
  • 第十章 メディアスクラム
  • 第十一章 論文撤回
  • 第十二章 仕組まれたES細胞混入ストーリー
  • 第十三章 業火
  • 第十四章 戦えなかった。戦う術もなかった
  • 第十五章 閉ざされた研究者の道

一連の騒動を自分の言葉で自分が感じたことなどを書いた本。
専門的な言葉も多々出てくる。
そういうのを気にせず使用しているところが相手のことを考えてない部分かなぁとか思った。
どういう読者を期待しているのか、読者のレベルはどのくらいなのかを想像できてないのかもしれない。
だから共感できない。
実際のところはどうだったかは全然分からないけど、
マスコミの追い込み方には吐き気がする。
この点は小保方氏にとても同情する。
また、信じていた人にハシゴを外されたときの心境はとてもつらかったと思う。
もう少し周りの年長者が制御してあげれなかったのだろうか。

だから真の科学者は神の使徒なんだ。
その美しい神の世界を人間にわかる言葉に翻訳するのが科学者の仕事なんだよ。

この業界で偉くなる人というのは堂々としていることではなくて細かな根回しを怠らない人たちなのだと感心しました

という言葉がとても印象に残っている。

あの日

あの日

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