カンタベリー・テイルズ

真梨幸子著講談社文庫刊行
2011年講談社ノベルス(『聖地巡礼』)、2015年改題後文庫化

「カンタベリー・テイルズ」で披露される不思議な話が他の物語で少し詳しく話されるという感じなのか。
面白い構成だと思うけどなんかちょっとわけわからなくなる。
「シップ・オブ・テセウス」の

ほんと、なにやってんだろうな、人間は。進歩しているつもりで、苦しみを倍増させているだけじゃないか。
まったく、矛盾だらけの世の中だ。

というところにとても納得する。
著者本人の「はしがき」「あとがき」が面白い。
この本を手に取ったことで幸運が舞い込むか、パワーを吸い取られるか．．．
できれば幸運が舞い込んで欲しい。

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