光
道尾秀介著 光文社文庫刊行 2012年単行本(光文社)、2015年文庫化
初出「Anniversary50」「ジャーロ」(2009年〜2012年)
- 夏の光
- 女恋湖の人魚
- ウィ・ワァ・アンモナイツ
- 冬の光
- アンモナイツ・アゲイン
- 夢の入口と監禁
- 夢の途中と脱出
単行本でも読んでいるので再読。
とても綺麗で美しい物語。
構成も素敵で短編としても成り立っているし、全体でもひとつの物語となっている。
“ヒカリゴケ”“懐中電灯”“蛍”“花火”などの“光”がとても印象的に使われていて、
最後は子供の頃の将来への希望の“光”なんかを表現しているのだと思う。
とても大好き。
光に出会いたいと思うなら−もし本当に綺麗な、眩しい光に出会いたいと思うなら。
いつでも目を開けていなさいと。
何があっても、両目に映る景色がどんなものであっても、決して顔をそむけずに、それをよく見ておきなさいと。
奇跡を起こすたった一つの方法。
それは、強く願うことだ。
強い意思を持って進んでいこうと思う。
- 作者: 道尾秀介
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2015/08/06
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (2件) を見る
この一文は作品の解説に掲載するものではないのではないか。
不必要だった。
大好きな作品なのにそこだけが残念。
@2015年@図書館