エイプリルフールズ

2015年ポプラ社刊行
映画『エイプリルフールズ』の脚本(古沢良太)を元に山本幸久がアレンジし小説化したもの
映画を見ているので内容は分かっているけど、結構設定や話の流れが変わっている。
小説のほうが収束感があって面白い。
いじめられている少年とか仲良し男子大学生も重要な役割を担っているし。
エイプリルフールをクリスマスに変えても物語は通用するけど、“嘘”というのがエイプリルフールの特権であり、クリスマスだとありきたりだからね〜
そこに目をつけたところがやっぱりスゴいのか。
映画で泣きそうになった場面(誘拐した娘と両父親の場面)がカットというか設定上別シーンになっていたのだけが残念。
とっても面白かった。

@2015年@図書館