掟上今日子の挑戦状

西尾維新著 2015年講談社刊行
初出「メフィスト」(2014年〜2015年)

ドラマ化されているようなので読んでみた。
忘却することって意外と探偵の能力、推理能力に必要なのかもしれない。
三者として考えるとか、リセットして考えるとか。
あとがきで「三冊目」と書いてある...
これは第三作目だったのか!
掟上今日子の備忘録』『掟上今日子の推薦文』という書き下ろし長編があるっぽい。
どこかに掟上今日子の過去というか生い立ちが書いてあると良いのだが...
「密室講義」が一番面白かったかな。
「アリバイ証言」もまあまあ。
「暗号表」は何だこりゃって感じ。よく分からない。
「アリバイ証言」の“改心刑”が一番印象に残った。

改心刑とはつまり、そういう刑だったのだ−悪人を改心させることで、善人と同じく、悲惨な目に遭わせるという刑。
死刑よりも極刑の、改心刑。

恐ろしいんですけど...

掟上今日子の挑戦状

掟上今日子の挑戦状

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